カウンセラーからのおすそわけ 20060313

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 2006年03月 

本当の思いやり 

思いやりのある行動をとるというのは、なかなか難しいものです。
それは、何故なのでしょう?

その理由の一つは、選択理論でいうイメージ写真に関係しています。

イメージ写真とは、一般的に願望と呼ばれているものです。
イメージ写真は、人それぞれ異なります。

イメージ写真が人によって違うということは、
こちらが良かれと思って行った行動も相手にとって
必ずしも良いものとは限らないということになります。

相手が望むときに、望む形で、
望む分量、提供する協力は「支援」と呼ばれます。

しかし、相手が望まないときに、望まない形で、
望まない分量、提供する協力は「おせっかい」と呼ばれます。

思いやりは人間関係を近付けますが、
おせっかいは、人間関係を遠ざけることになります。

思いやりが難しいもう一つの理由は、
不適切な依存関係(共依存)に陥ることがある、ということだと思います。

仮に相手が困っているときに喜ばれる対応ができたとしても、
相手の依存心だけを強めてしまうような場合、
援助者は相手が困るたびに手を貸さずにはいられなくなります。

一方、援助を受ける側は、困った時に自分で対処することをやめ、
やがて援助者をコントロールするようになります。

こうなると自律する機会は失なわれます。

不適切な依存関係になると、抜け出すのが困難になります。
不適切な依存関係は、お互いを不幸にする関係です。
思いやりのある行動は、困っているその時だけでなく、
少し先を配慮しながら行うことが、とても大切なのです。(yoshi)

「親切とは、真理を信じ、人々がその問題に対処出来ると信じて
彼らのために使うことである。・・・本当の思いやりとは、
人々が自分自身を助けるのを援助することである。」W.Glasser