カウンセラーからのおすそわけ 20060324

あきらめないことが人を賢くする  

脳の研究は、この10年ほどで飛躍的に向上しています。

現在では光トポロジーなど、脳の血流が測定できる検査機器の登場により、
これまで以上に脳のことが分かるようになりました。

脳が活動している時には、脳の血流が良くなります。
つまり脳の血流が良くなっている時に、脳は賢くなろうとしているといえます。

では、どのような時に脳の血流はよくなるのでしょうか?

まず、簡単な読み書き計算や音読など、
「それなら出来る」というような課題を行うことで
脳の血流が良くなることが分かっています。

そして、他の人と良いコミュニケーションを持つことが
良いことも分かっています。

しかし、こうしたもの以外に「こまったな」、
「どうしよう」と思うような時にも脳は賢くなろうとしているのだそうです。

何かに苦悩している時は、"苦脳"している時でもあります。
脳の中では、これまでの記憶の情報を整理し直したり、
つなぎ合わせたりして新しい対処法を創り出そうとします。

実はこのようなときに脳のある部分は活発に動いていて
新しい情報のネットワークをつくろうとしているのです。
つまり、答えが見つかった時に人は賢くなるのではなく、
答えを見つけようとするプロセス自体が脳を賢くしているというわけです。

思いきって言ってしまうと、仮に答えが見つからなくても、
あきらめずに考えることが人を賢くするともいえるのではないでしょうか。

そういえば、発明家や科学者のような賢さを持った人たちは、
言い換えればあきらめの悪い人たちということも出来るのかもしれません。

もし、今"苦脳"していることがあるのなら、
それは賢さへの道を歩いているということなのかもしれません。(yoshi)