カウンセラーからのおすそわけ 20070602

妥協と歩み寄り(後編)【人間関係】 

妥協と歩み寄りには、どのような違いがあるのでしょうか?

広辞苑では、妥協は「対立している双方(または一方)が折れ合って
一致点を見いだし、事をまとめること」と記述され、
歩み寄りについては「双方の条件・主張を近づけ合うこと」
と説明されています。

お互いに似たような意味ですが、
微妙な違いがあるように感じます。

妥協の意味をよく考えると、折れる事に注目していることが分かります。
折れるということは、自分の願いが目減りするような感覚に
陥りやすいのではないかと思います。

妥協すると、一致点を見つけて一息つけるのかも知れません。
しかし、達成感を感じるほどの喜びは得られないと思います。

一方、歩み寄りは、近づけ合うことに注目しています。
条件や主張が近づき、融合するプロセスで
何かを獲得していく感覚が得られるのではないかと思います。

歩み寄りは、知恵と忍耐を必要とするのかもしれません。
ですが、歩み寄りにはこの努力をするに値するものがあると思います。

歩み寄るために情報を共有し、期待を話し合い、
意見の一致を得ることで相手との関係は深まり、
喜びが感じられる事でしょう。(yoshi)